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2023-12-31 – 19:14
毎年恒例,年末にしか更新しないブログ2023年版(2022 / 2021 / 2020 / 2019 / 2018 / もっと古いのは略).
4年ぶり8回目のニュージーランド旅行ができたことが一番の思い出.マタリキの祝日(今年は7月14日)に合わせて旅に出て,きちんとマタリキ(プレアデス星団)を見られたのは,人生のトップ5に入るイベントだったと思う.あとは,年始に彗星と一緒に自撮りしたのは面白かったな.
ウェザーニュースライブに5回出演させていただいたりTOKYO FMでお話ししたり,というありがたい機会もあったが,対外的な活動は予定どおりに大幅に減らせた.昨年も書いたように,○○普及は,もっと意欲があって意識が高い人がやりましょう.僕はやはり「自分が見て楽しい」以上のことはないのよ.
仕事(本業)は,昨秋に陥ったマイナスをゆっくり回復していたところで今秋またもわけのわからない事態になり,もう本当にどうにもならない感.きっと来年以降も変わらないでしょう.本気で身の処し方を考えましょうかね.僕の作業をAIで代替できるようにする,という仕事をして,完成したら去るというのを目標にするのが良いかな.
そんなわけで仕事には意欲なく暮らしてきたものの,日常の星見以外にもライブやゲーム(ゼルダTotK,ドラクエXオフライン)など楽しいことのおかげで何とか年越しを迎えられそう.日々いろいろと支えてくれている相方と友人知人の皆さまに感謝であります.
皆さまの2024年が面白いものとなりますように.
(上段左から)7月10日 テカポ / 7月11日 テカポ / 7月14日 テカポ / 1月26日 自宅 / 2月23日 倉敷 / 3月21日 近所 / 8月30日 横浜 / 9月28日 下北沢 / 9月17日 岡山 / 10月16日 会社
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2022-12-31 – 16:49
毎年恒例,年末にしか更新しないブログ2022年版(2021 / 2020 / 2019 / 2018 / 2017 / 2016 / 2015 / 2014 / 2013 / 2012).ああ,今年は珍しく1回,振り返り以外の記事を出したんだった.
活動を減らす元年として,とくに年度明けからは六本木も三鷹も回数をぐんと減らした.あと数年のうちにこれを0にしたいところ.もっと意欲があって意識が高い人がやると良いと思うよ.あとはイベント2回,ラジオ1回,星検のお手伝い,だけ.ありがとうございました.
仕事(本業)は,秋ごろに何だかよくわからない(いまだにわからない)ことで怒られて以来,もうすっかりやる気がないので,ただ淡々と.やる気はないけど秋以降の休祝日はほぼつぶれた.自転車通勤ができなくなった影響は大きいが,何とか終電には間に合ってる.
日常の空は,11月8日の皆既月食&天王星食が見られて良かった.月食に対するしんどい記憶が少しは軽くなったか.他には,内合7.5時間前の金星(1月8日)とか,11月のダイヤモンド富士(×2)とか.活動減っても仕事面白くなくても,まだ星は好き.空以外を含めて日々お付き合いくださる相方と友人知人の皆さまには感謝であります.
5周目のスタートとなる新年,さらに表に出ることなく,ひっそり細々と暮らしていきましょう.久しぶりにライブに行きたいな.
皆さまの2023年が明るく面白いものとなりますように.
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2022-06-23 – 02:58
2022年6月中旬から7月上旬ごろは,明け方の空に太陽系の7惑星(地球以外)が全部見えている.
頻繁に起こることではないだろうが,一生に一度のチャンスというわけでもなさそうだとも思い,検証した記録.
■条件:
日の出30分前,もしくは日の入り30分後の時点で,7惑星が高度5度より高いこと(場所は東京).実際は,金星はもっと低くても見えるだろうとか,反対に天王星や海王星は30分で5度では見えないだろうとかの条件もあるが,ひとまず無視.
■方法:
ステラナビゲータでスクリプトにより計算(詳細略).
■結果:
1980年以降2100年までの期間で,10回.
以下で星図は見やすい日や時刻を選んで掲載(30分固定ではない).図は全部クリックすると大きくなる(はず).
1:1984年1月上旬~2月上旬 明け方
水星はまずまず,天王星や海王星もそこそこ高度があり(かつ,海王星は金星や木星と近くて見つけやすい),冬で透明度が良いと,かなり好条件だった.
2:1996年6月下旬 明け方
金星が見えたら水星も見つかったはず.天王星と海王星が太陽から遠いほうにあるのも少し好都合だったかも.
3:1997年11月下旬~12月上旬 夕方
水星こそ低いものの,冬の透明度のおかげで条件はかなり良かったはず.土星だけ寂しそう.
4:2020年7月中旬 明け方
前回.20年以上ぶりの機会だったようだ.天王星と海王星がかなり高いのは好条件だった.空を大きく見渡すダイナミックさが特徴.水星が昇ってくると木星が低くなっていくというバランスの見極めが重要だった,のかな,当時は.
5:2022年6月中旬~7月上旬 明け方
今回.惑星同士の間隔がわりと均等(6月24日にして月も入れればなお良し)で美しい.後述するが,明るい5惑星が「水金火木土」の順に並んでいるのはかなり珍しく,この点では他に比べて希少価値アップかも.梅雨なのは仕方ない.
6:2022年12月下旬 夕方
次回.水星が(金星が近くて)見つけやすく,天王星と海王星の高度があり,冬の透明度の良さ,夕方(明け方よりも生活リズム上で好都合)と,最高条件に近いかもしれない.クリスマスに観察会を企画してはどうか.
7:2025年2月下旬 夕方
海王星が太陽に近いほうの低空なので,実際に見るのはかなり難しいと思う.
8:2060年11月中旬 明け方
天王星が太陽に近いほうの低空なので,これも実際に見るのは難しそう.40年も経つと天王星と海王星がこんなに離れるんだ,という驚き.
9:2061年5月上旬~下旬 夕方
海王星やや低めだが土星が目印になる,また天王星も低めだが太陽と反対,なので,見える可能性はじゅうぶんある.ただし個人的には(生きているとしても)目がダメになってそう.
10:2066年5月下旬~6月上旬 夕方
21世紀最後の機会.海王星が低すぎるので実際上はかなり難しそう.
■考察:
最初「今回(2022年6月)の前が2年前,次が半年後なので,7惑星が揃うのはそんなに珍しくもないんでしょう?」と思って調べ始めたが,(条件の選び方次第とはいえ)40年近くも起こらないとか,起こっても見づらいとかで,逆に「今回(と次回)に見ておかないと生涯で二度となさそう」と感じた.
とはいえ今回は梅雨空で厳しそうなので,年末に期待.スカイデッキで見えるかな.海王星をどうするかが問題.
■発展:
結果の5にあるように,今回は「明るい5惑星が水金火木土」の順に並んでいて面白い.このような並び順になる機会も調べてみた(30分で3度以上,天王星と海王星は考慮しない).
前回は1966年8月の明け方だが,土星が他の4つから離れすぎていたようだ.
今回は約55年ぶり.繰り返しになるが間隔がわりと揃っているのも良い.
で,次回は約40年後の2060年10~11月の明け方.少しまとまりがない.
さらにその次は2067年3月の明け方.また土星が離れすぎ.で,これが21世紀の最後の機会.
というわけで,これは今冬のチャンスはないので,何とかこの梅雨の晴れ間に見ておかないといけない(または40年後まで健康でいるか).
■総まとめ:
- 今回は偶然,2年半で3回もチャンスがある(あった)が,長期的にはやはり,かなり珍しい.
- 今回も見ておきたいが(水金火木土の並びは貴重),今年末の機会はもっとチャンス.見たり撮ったりの計画を早めに.
- 40年後も何とか見えるといいな.
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2021-12-31 – 17:35
毎年恒例,年末にしか更新しないブログ2021年版(2020 / 2019 / 2018 / 2017 / 2016 / 2015 / 2014 / 2013 / 2012).
例年「星空案内人としては~」みたいなことを書いてきたが,そういう立場じゃないなと思い知らされた一年.活動報告アカウント(Twitter)も閉じた.来年(度)からは六本木も三鷹も辞退する.僕がやるべきじゃない.
仕事(本業)については,当てにはされているんだろうが期待はされていないということを身に染みて感じたので,頑張る(というほどのこともしてないが)のは止めにする.
趣味としての天文はレナード彗星(C/2021 A1)が見えた&撮れたので良かった.9月中にカノープス見えたのも良かった.11月の部分月食も見えて良かった.空が星が好きであることは変わらないので,そこは自分に対して安心.あとオリンピックはとても良かった(とくに卓球).
4周目の最終年となる2022年,フラットな心持ちでいられますように.
(上段左から)1月14日 会社 / 2月16日 代々木公園 / 6月12日 会社 / (中段左から)7月11日 自宅 / 10月29日 初台 / 11月3日 六本木 / (下段左から)11月19日 代々木公園 / 12月18日 自宅 / 12月28日 六本木
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2020-12-31 – 17:35
毎年恒例,年末にしか更新しないブログ2020年版(2019年版/2018年版/2017年版/2016年版/2015年版/2014年版/2013年版/2012年版).
例年なら「何ら変わることなく」で始まる年報だけど,さすがに 2020年は変わった.星を見る以外の趣味は(パズルを除いて)ほぼゼロ.健康無事で過ごせたのは感謝.
星空案内人(星のソムリエ)関係の活動は,こんな感じ:
- 六本木天文クラブ 天文セミナー 講師,観望会スタッフ等
- 六本木天文クラブ 星空案内人養成講座 講師
- みたか星空散歩 星空トーク
- ウェザーニュース「4月こと座流星群」「ペルセウス座流星群」中継番組リモート出演
- 「AERA」取材対応
などなど.セミナー等リモート(オンライン)で開催させていただき,ありがとうございました.
趣味としての天文は,新宿でネオワイズ彗星(C/2020 F3)撮影できたので満足.年末の木星土星の超大接近も連日のように追いかけられて楽しかった.とはいえ全体としては控えめ.このくらいでちょうどいい.
来年以降も無理をせず,自分の楽しみのために,という原則を大切に.本業も星空案内人のいろいろも,余計なことに首を突っ込まない,言われたことしかやらない(欲を出さない),難しいことや面倒なこと,ややこしいことは考えない.
2021年が明るく楽しいものとなりますように.
(上段左から)2月8日 六本木/3月26日 代々木八幡/5月9日 自宅/(中段左から)5月24日 会社/5月28日 自宅/7月19日 新宿/8月30日 自宅/(下段左から)9月13日 新宿/10月1日 六本木/12月17日 六本木